Champion DUKE KAHANAMOKU Made by Cisco “COCONUT PALMS & DIAMOND HEAD”
ヴィンテージアロハシャツとはなんぞや?
一般的にはアロハシャツ黎明期~黄金期、1950年代末までのものをそう呼びます。
特に黄金期、1940年代後半~1950年代末までの十数年間に作られたレーヨン製アロハシャツは高品質で人気があり、オンブック柄は高値で取引されています。
レーヨン製アロハシャツの魅力は何と言っても、鮮やかな発色と柄の美しさにあるでしょう。
地染めした生地の模様の部分を脱色して、そこに柄色を入れる『抜染』。
糊防染やボカシなど友禅の技法を駆使して仕上げた多色使いの『オーバープリント』。
写真をなぞるように網点で型を彫り、その上に色を重ねて写真のように見せる『ピクチャープリント』(オーバープリントの一種)。
当時は安価な土産物に過ぎなかったシャツに、惜しみない手間と労力を注ぎ込んだ、正に古き良きモノ作りの時代の技術の結晶。
ハワイを訪れた人が現地で買って着て、家に持ち帰り、ハワイでの楽しかった日々を思い出すために作られたシャツは、時代を越えてもなお輝きを放ち続け、ノスタルジックな楽園情緒へと僕らを誘うのであります。

ニューヨークのシスコカジュアルズ社と契約していた頃の「デュークカハナモク」ブランドの代表作、『ココナッツパームス&ダイアモンドヘッド』。
1953年の名画 「地上より永遠に」 のラストシーンで、主演のモンゴメリークリフトが着用した事でも有名です。

有名かつ人気柄なだけあって、’50年代を通して販売された作品ですが、よく見ると前期と後期のものではディテールやパターンに差異があります。
写真のものは襟がショートポイント、そしてネームラベルが小さめになってる事から、’50年代後期のものでしょう。



雲や地面に部分的に網点のグラデーションがかけられているのも、この時期の大きな特徴です。

グレーベースにグラスグリーン、ピンク、ブラック、ライトブルー、ホワイト。
あまり見かけない配色ですが、スティールトーマス氏の名著 「THE HAWAIIAN SHIRT」 には同じ配色のものが大きく掲載されております。

後見頃は一枚絵のような迫力ある構図。
アロハシャツのデザインを芸術の域にまで高めた傑作と言えるでしょう。
もちろんプリントは抜染。
やや厚めのレーヨンフジエットにシェルボタンが付いています。
Made in U.S.A.
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Mahalo !
- at 17:41
- [Me and My Hawaiian Shirts:The Golden Age of Hawaiian Shirts]
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大きなサイズですね~
私なら食べきれないかも!?
また、拝見させて頂きます。