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魅惑のハワイアンムードDX

Hawaiian Music, Aloha Shirts & Yomoyamabanashi.

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アロハを眺めて酒を飲む 9

アロハシャツは着るだけでなく、飾って眺めて、それを肴に酒を飲むという楽しみ方もあります。
今ここで大きくうなずいた貴方は、間違いなくアロハ病です
一度、病院で診てもらいましょう(笑)。

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柄合わせを施したポケット(Matched Pocket)と施していないポケット(Unmatched Pocket)では、施していない方が好きです。
理由はポケットに存在感があるから。
Matched Pocketは縫製が難しく、無駄になる生地も多いため、良質なアロハシャツかどうかを見極める指標のひとつだと言われており、そこにブランドの拘りを感じるなんて人も多い。
でもヴィンテージ、1930~1950年代のものの多くは敢えて柄合わせをしていなかった。
理由はただ単純に、当時はそれがカッコ良かったから。
捺染やダブルステッチでの縫製、織りネーム、シェルやココナッツのボタンなど、既にかなりの手間とコストが掛かっているのに、ポケットだけ手を抜くわけありません。
あくまでも流行や趣向の問題なんですよね。
フロントのポケットはパッチワーク的なものとし、バックに柄の完成形を委ねる。
『アロハは背中で語るもの』
そんな感じでしょうか。
現在のカチッとしたスマートなカッコ良さとは違うのかもしれませんが…。
写真は1940年代後期のアメリカ製。
シェルボタン止めのダブルポケットです。
ポケットの柄を合わせれば、もっとカッコ良くなる
・・・
とは思えないなぁ(笑)。



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The Store for Men, MARSHALL FIELD & COMPANY “COCONUT TREE CLIMBER”

1950年代初頭にアメリカ本土で巻き起こった空前のアロハシャツブーム。
本土のアパレルメーカーは一斉にブランドを立ち上げ、その南国情緒溢れるハワイ生まれのシャツを模したものを作りました。
元々ハワイ製アロハシャツの生地はアメリカ本土製のものが多かったので、本土のメーカーは容易にハワイ柄の生地を手にいれる事ができたのですが、ハワイとのトレンドの違いや購買数の多さから当然それだけでは事足りず、オリジナルのデザイン柄もたくさん製作されていたようです。
ハワイ製のような土産物ではなくファッションとしてのシャツ、そしてブーム。
故に当時のトレンドを反映した柄や高いデザイン性が特徴です。



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1950年代初期のヴィンテージ。
ヴィンテージアロハブックに必ずと言って良いほど掲載されている、ピクチャープリントの代表的作品です。
ピクチャープリントとは、写真をなぞるように網点で型を彫り、その上に色を重ねて写真のように見せるオーバープリントの一種。
職人の勘が出来に大きく左右されるのだとか。
この柄は“HOALOHA”,“Roos Bros”,”CAL-SUN“など複数のブランドが製品化していましたが、写真のアロハはシカゴの高級百貨店 “MARSHALL FIELD & COMPANY” のもの。

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シカゴの象徴、マーシャルフィールド&カンパニー本店。

マーシャルフィールド&カンパニーは2005年に買収されて、現在はメイシーズに。

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1933年にホノルル・スターブリテンが出版した写真集『Hawaii As The Camera Sees It』に掲載されている写真をコラージュしたデザイン。
当時アメリカ本土で大人気になった柄だそうです。
確かに、カラー写真を模したプリントは写真集を広げたようで、ゴージャスでインパクト大。
マーシャルフィールド&カンパニーで売られていたのもわかる気がします。

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手に入れた時は右アームホールがグルッと一周解れ、右襟と右ポケットの中間辺りに約1cmの穴が開いておりましたが、リペアを施し綺麗に修繕されました。
写真で見ても分かりません。
これぞプロの技!

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ボタンは光沢のある練りボタン(上3つがオリジナル、下2つは欠損のため代替ボタンです)。
フィラメントレーヨンにオーバープリント(ピクチャープリント)。
Made in U.S.A.



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アロハを眺めて酒を飲む 8

アロハシャツは着るだけでなく、飾って眺めて、それを肴に酒を飲むという楽しみ方もあります。
今ここで大きくうなずいた貴方は、間違いなくアロハ病です
一度、病院で診てもらいましょう(笑)。

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今は無きアメリカの航空会社 「Pan American」 (通称“パンナム”)のタグが付いたヴィンテージアロハ。
柄にパンナムのロゴや飛行機が入っていない事から、プロモーションやノベルティグッズではなく、ロサンゼルス↔ハワイ航路のスタッフ用アロハシャツだったのかも。
そう想うとロマンがありますよね~。
遠い昔のロスからのハワイ旅に想いを馳せ、今宵もまたアロハ酒🍶🍺



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Cherry Blossom “JAPANESE PATCHWORK DESIGN”

ヴィンテージアロハシャツとはなんぞや?
一般的にはアロハシャツ黎明期~黄金期、1950年代末までのものをそう呼びます。
特に黄金期、1940年代後半~1950年代末までの十数年間に作られたレーヨン製アロハシャツは高品質で人気があり、オンブック柄は高値で取引されています。
レーヨン製アロハシャツの魅力は何と言っても、鮮やかな発色と柄の美しさにあるでしょう。
地染めした生地の模様の部分を脱色して、そこに柄色を入れる『抜染』。
糊防染やボカシなど友禅の技法を駆使して仕上げた多色使いの『オーバープリント』。
写真をなぞるように網点で型を彫り、その上に色を重ねて写真のように見せる『ピクチャープリント』(オーバープリントの一種)。
当時は安価な土産物に過ぎなかったシャツに、惜しみない手間と労力を注ぎ込んだ、正に古き良きモノ作りの時代の技術の結晶。
ハワイを訪れた人が現地で買って着て、家に持ち帰り、ハワイでの楽しかった日々を思い出すために作られたシャツは、時代を越えてもなお輝きを放ち続け、ノスタルジックな楽園情緒へと僕らを誘うのであります。



アロハシャツの歴史は服飾の世界ではまだ浅く、現在約90年ほど。
一昔前よりもその歴史や謎は解明され、情報量もかなり増えたように思います。
僕みたいな服飾シロウトでも、数冊のアロハブックとネットさえあれば、自分の所有するヴィンテージアロハが何物なのかがある程度は解る。
良い時代だ(笑)。
今回ご紹介するのは1950年代前期~中期 “Cherry Blossom (チェリーブロッサム)” の和柄アロハ。
以前一度記事にしたのですが、色々解った点が増えたので、加筆修正して再掲載いたします。

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五重塔、鴨居、柳がかかった橋、夫婦岩と細かい模様を組み合わせたパッチワーク風のデザインです。
これはヴィンテージアロハブックには全然掲載されていませんね。
カリフォルニアの“GENII”というブランドでも作っていましたが、非常に珍しい柄だと思います。
65年ほど前のものですから、所々擦り切れやピンホール、色褪せはあるものの、デニムカラーと相まって良い味になっています。
大きなダメージは無く、まだまだ着続けられそうです。
それにしても渋カッコいい!

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チェリーブロッサムは1953年に開店、現在のインターナショナルマーケットプレイスの辺りにあった土産物店。
土産物の他にアロハシャツ、ムームー等も販売していました。
「土産物店のアロハ」 って聞くと、今の時代の感覚だとABCストアとかで売ってそうな安っぽい物をイメージしますが、チェリーブロッサムのアロハシャツは生地コンバーター 「S.ハタ商店」 の上質な日本製生地を使用し、オーダーメイド販売も行っていたそうです
それもそのはず、店主のキヨノ・ナカムラさんはS.ハタの副社長も務めていたんですね。

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チェリーブロッサムのネームラベルは、枠内右上にサイズ表記が有るものも存在しますが、おそらくサイズ表記が有るものが既製品、無いものがオーダーメイド品かと思われます 。
ネームラベル下部の別タグに生地素材が記されていたようですが、解れているため不明です。
表面はザラザラした縮緬ですが、レーヨンにしては少し厚みが薄く、肌触りが少し温かいような。
シルクの可能性が高いですね。
オーバープリント
竹製ボタンがついています。
Made in Hawaii.



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KONA BAY HAWAII Color Palaka Shirt

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Palaka(パラカ)とはハワイ語でチェック柄のこと。
20世紀初頭、プランテーション時代のハワイの労働者は、作業時にサトウキビの鋭い葉から肌を守るため、厚手の木綿製パラカ生地で作られた長袖のジャケットを着用していました。
紺地に白の格子柄は日本の藍絣に似ていることから、特に日系移民が好んで着用していたのだそうです。
1920年代頃になるとユニオンサプライなどの衣料メーカーが参入し、やがてパラカは街着として進化。
涼しく風通しの良い開襟半袖のパラカシャツが登場し、それがアロハシャツの原型になったと言われています。

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コナベイハワイのパラカシャツ。
元はコナベイのレーヨンアロハと同じ型紙を使用していて、丈は長めでした。
「アロハが好きならパラカもね」 と買ってはみたものの、何だかシックリ馴染まず、妻からは「ローソンの店員みたい(笑)。」と言われる始末。
そこで、思いきって着丈と袖丈を短くしてみることに・・・。
結果はご覧の通り、1950年代のカラーパラカのような、風通しの良いボックスシルエットに変身!
やっとこれでシックリ来た (^-^)v
ついでにボタンもココナッツ製に変えれば、もっと雰囲気が出るかなとも思ったのですが、オイスターシェルのボタンはコナベイの特徴のひとつでもあるので、そのままにしておくことにしました。
僕はあくまでアロハシャツファンなので、『アロハシャツのルーツ』としてのパラカ、開襟の半袖パラカに最も魅力を感じます。
ボタンダウンやプルオーバーのものもありますが、正直なところあまり興味がありません。
やはり開襟、無論ハワイ製。

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ショート丈になったので、上にデニムジャケットやドリズラー、MA-1などのショート丈のアウターと合わせると、ちょうど良いレイヤード感です。
厚手のコットン生地なので、いろいろ応用が利きそう。



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Author:Hilo
ハワイ大好き51歳、まだツボミ。
東京都在住。

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