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魅惑のハワイアンムードDX

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Mountain okinawa “Hula Girl of Sunset” Long Sleeve

『幻のアロハシャツ』

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沖縄のアロハストア『Mountain okinawa (マウンテン)』で出会ったスペシャルアロハシャツ。
この柄のオリジナルは、オーナーの照屋さんがハワイの骨董屋で見つけたヴィンテージのパケムー(ハワイアンドレス)にあります。
柄デザインの素晴らしさに感動してそれを購入し、「パケムーが有るならきっとアロハシャツも有ったはず」 と、シャツでの再現に至ったのだそうです。

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オリジナルのパケムーにブランドの織りネームは無く、専門書やインターネットを探しても全く掲載されていないのだとか。
僕も探してみましたが、やはり何処にも載っていませんでした。
もしマウンテンでの復刻が無ければ、アロハシャツデザインの歴史に残る事なく、消え去る運命だったのかもしれません。

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配色はオリジナル通りとのこと。
ベースカラーは瑠璃色と呼べばいいのでしょうか。
何とも深みのあるブルーです。

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オリジナルの生地はフジエットだったそうですが、マウンテンではフィラメントレーヨンに変更。
プリントはベテランの職人の手作業による抜染
色鮮やかさで温かみの有る仕上がりです。
1940年代から50年代のビンテージアロハシャツを手本とした、こだわりの仕様となっております。
シェルボタン
襟・袋縫い/肩口・ダブルステッチ
ヨーク・シングルステッチ /脇下 ・ダブルステッチ
Printed in Japan.
Made in Okinawa Japan.

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Surfriders Sportswear “MATSON MENU by Frank Macintosh”

ヴィンテージアロハシャツとはなんぞや?
一般的にはアロハシャツ黎明期~黄金期、1950年代末までのものをそう呼びます。
特に黄金期、1940年代後半~1950年代末までの十数年間に作られたレーヨン製アロハシャツは高品質で人気があり、オンブック柄は高値で取引されています。
レーヨン製アロハシャツの魅力は何と言っても、鮮やかな発色と柄の美しさにあるでしょう。
地染めした生地の模様の部分を脱色して、そこに柄色を入れる『抜染』。
糊防染やボカシなど友禅の技法を駆使して仕上げた多色使いの『オーバープリント』。
写真をなぞるように網点で型を彫り、その上に色を重ねて写真のように見せる『ピクチャープリント』(オーバープリントの一種)。
当時は安価な土産物に過ぎなかったシャツに、惜しみない手間と労力を注ぎ込んだ、正に古き良きモノ作りの時代の技術の結晶。
ハワイを訪れた人が現地で買って着て、家に持ち帰り、ハワイでの楽しかった日々を思い出すために作られたシャツは、時代を越えてもなお輝きを放ち続け、ノスタルジックな楽園情緒へと僕らを誘うのであります。



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ヴィンテージアロハシャツの代名詞的作品『マトソンメニュー』。
アロハシャツの書籍には必ず登場する、ファンなら絶対欲しがる柄。
遂にオリジナルヴィンテージで入手しました!
と言っても、一般的に知られているレーヨン製ではなくコットン製です。
おそらく、レーヨンより価値は低いかと思われます。
でも、良いんです。
柄の配置は良いし、ワインレッドベースの配色も非常に綺麗。
コットンの質感とマットな発色は、この柄に良く合ってると思います。

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ハワイへの旅がまだ船旅だった頃、サンフランシスコからホノルルの港を結ぶ「マトソンライン」は正に楽園行きの客船航路でした。
6日間の航海中、船内のレストランでは毎日違うデザインのメニュー表が配られ、乗客は旅の記念として、それらを持ち帰る事ができました。
このアロハシャツの柄は、'30年代後半~'40年代にかけて採用されていた、フランク・マッキントッシュによるメニュー表デザイン、全六枚中五枚をコラージュしたものです。
女性をモチーフにした柔らかい色使いと作風。
今よりきっと、旅そのものがロマンティックだった時代を垣間見るようですね~。

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当時から人気の柄だけに、多くのブランドが製作していましたが、こちらは『Surfriders Sportswear (サーフライダーズスポーツウェア)』、Made in Hawaii、おそらく1940年代後期のものだと思われます。
サーフライダーズは卸しはやっていなかったそうで、あまり出回ってなかったものかもしれません。

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Mountain okinawa “Landscape print”

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沖縄のアロハストア『Mountain okinawa (マウンテン)』のスペシャルアロハシャツ。
1960年代に日本で製作されハワイに渡った「グレードA」のヴィンテージ・デッドストックファブリックを使用、ボタンもヴィンテージのバンブー(竹)を使用した、限定2枚のみのウルトラレアアイテムです。

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ヴィンテージアロハのレーヨン生地と言えば、主に羽二重、フジエット、壁縮緬ですが、このシャツの生地は1960年代初頭に登場した「人平(じんびら)」という、経糸、緯糸とも撚りの無いレーヨン糸を使った平織物です (レーヨンタフタとも言う)。
少し密度が粗く、光沢があります。
速乾性が高いのが嬉しい。

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柄は中国の風景画。
このようなオリエンタルなランドスケープのホリゾンタルパターンは、非常に珍しいと思います。
ベースは藁色と言えば良いんでしょうか。
柄と相まって、ノスタルジックな雰囲気が滲み出ております。
上半分が無地なのも、ボーリングシャツっぽくてgood!

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広い無地場といい、一枚絵のような天地のあるデザインといい、巾といい、このファブリックは元々シャツ用として流通したものでしょうね。
なので、マウンテンのデッドストック以外のファブリックも、当時シャツとして製品化された可能性が高いと思われます。
ネットや本で調べてみたところ、同じ柄のものは見つかりませんでしたが、もしかして何処かで、ヴィンテージアロハシャツとして眠っているのかもしれませんね。

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オーバープリント
肩口、脇下にかけてダブルステッチ
二つ折りダブルポケット
Made in Okinawa Japan.



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KULANI BEACH Tropical Sportswear “WAIKIKI SAND”

ヴィンテージアロハシャツとはなんぞや?
一般的にはアロハシャツ黎明期~黄金期、1950年代末までのものをそう呼びます。
特に黄金期、1940年代後半~1950年代末までの十数年間に作られたレーヨン製アロハシャツは高品質で人気があり、オンブック柄は高値で取引されています。
レーヨン製アロハシャツの魅力は何と言っても、鮮やかな発色と柄の美しさにあるでしょう。
地染めした生地の模様の部分を脱色して、そこに柄色を入れる『抜染』。
糊防染やボカシなど友禅の技法を駆使して仕上げた多色使いの『オーバープリント』。
写真をなぞるように網点で型を彫り、その上に色を重ねて写真のように見せる『ピクチャープリント』(オーバープリントの一種)。
当時は安価な土産物に過ぎなかったシャツに、惜しみない手間と労力を注ぎ込んだ、正に古き良きモノ作りの時代の技術の結晶。
ハワイを訪れた人が現地で買って着て、家に持ち帰り、ハワイでの楽しかった日々を思い出すために作られたシャツは、時代を越えてもなお輝きを放ち続け、ノスタルジックな楽園情緒へと僕らを誘うのであります。



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伝説のテキスタイルデザイナー、ジョン “ケオニ” メイグスの作品 『Waikiki Sand』。
ブランドは KULANI BEACH Tropical Sportswear、1940年代後期のヴィンテージです。

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「My Freedamn 7」など多くのヴィンテージアロハの本で紹介されている名作です。
当時、他に“Made in California”、“Buckingham”、“National”、“Daily Double”、“Florida Sunwear”、“Kuonakakai”など、多くのブランドが製作し、沢山のカラーバリエーションがありました。
これは元はブラウンでしたが、見ての通りヤケにヤケて、このような色に…。
興味の無い人には、ただのボロ着です(笑)。

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前身頃の左右でプリントの上下を逆にした、2ウェイのオールオーバー・パターン。
モチーフはアウトリガーカヌー、帆船、レイ、ビーチボーイ、ビーチガール、サーファー、ダイアモンドヘッド、ロイヤルハワイアンホテルなど。
ワイキキビーチの日中を描いた、現代的でスポーティーな、動きのある柄です。

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フィラメントレーヨンに抜染
シェルボタン
縦型ボタンホール
ダブルポケット
ロングポイント襟
肩と脇はダブルステッチ
Made in Hawaii.



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