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魅惑のハワイアンムードDX

Hawaiian Music, Aloha Shirts & Yomoyamabanashi.

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Kaimana Hawaiian Style “ONOMEA ARCH”

ヴィンテージアロハシャツとはなんぞや?
一般的にはアロハシャツ黎明期~黄金期、1950年代末までのものをそう呼びます。
特に黄金期、1940年代後半~1950年代末までの十数年間に作られたレーヨン製アロハシャツは高品質で人気があり、オンブック柄は高値で取引されています。
レーヨン製アロハシャツの魅力は何と言っても、鮮やかな発色と柄の美しさにあるでしょう。
地染めした生地の模様の部分を脱色して、そこに柄色を入れる『抜染』。
糊防染やボカシなど友禅の技法を駆使して仕上げた多色使いの『オーバープリント』。
写真をなぞるように網点で型を彫り、その上に色を重ねて写真のように見せる『ピクチャープリント』(オーバープリントの一種)。
当時は安価な土産物に過ぎなかったシャツに、惜しみない手間と労力を注ぎ込んだ、正に古き良きモノ作りの時代の技術の結晶。
ハワイを訪れた人が現地で買って着て、家に持ち帰り、ハワイでの楽しかった日々を思い出すために作られたシャツは、時代を越えてもなお輝きを放ち続け、ノスタルジックな楽園情緒へと僕らを誘うのであります。



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1950年代後期に日系人イサム・タカブキが展開した『Kaimana Hawaiian Style (カイマナ・ハワイアンスタイル)』。
ヴィンテージアロハファンにはお馴染み、「Pali Hawaiian Style (パリ・ハワイアンスタイル)」 の姉妹ブランドです。
カイマナとパリのシャツは、タカブキ氏が京都で興したプリント工場 「アロハ貿易」 の生地を使って日本で製品化し (一部ハワイ製も有り)、娘婿クラレンス・ハラの商社 「フジインポート」 によって、ハワイ経由でカリフォルニアに輸出されていました。
フジインポート社の設立が1957年。
フジインポート社がカリフォルニアに拠点を移し、自社ブランド「Go Barefoot」を立ち上げたのが1960年。
タカブキ氏が死去したのが1960年頃。
以上の史実から、カイマナ・ハワイアンスタイルの操業期間は1957~1960年の3~4年程だったようです。

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フジエットレーヨンに多色オーバープリント竹ボタン、縦型ボタンホール、表地にステッチが出ない袋縫いの縫製、襟芯入りのショートポイント襟、身幅が広めの型など、ディテールは同時期のパリ・ハワイアンスタイルとほぼ同じ。
そしてパリにもこれと全く同じ柄が存在し、こうなってくると両ブランドの違いがよくわかりません。
触ってみると何となく、カイマナの生地の方が高級感があるようには感じられますが・・・。

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メインモチーフは今や幻、カメハメハ大王が槍を投げて出来たという伝説が残るも、1956年の地震で崩壊してしまった『オノメアアーチ』(ハワイ島オノメア湾)。
製作されたのは、崩壊直後~少し後という事になるのでしょうか。
何ともノスタルジックな柄です。

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アロハ貿易プリントの大きな特徴である多色使いと、糊防染などの友禅染の技法を駆使した波飛沫はここでも健在で、ハワイの風景柄でありながら和風な仕上がりは、見事としか言いようがありません。
恐るべし、アロハ貿易!



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アロハを眺めて酒を飲む 15

アロハシャツは着るだけでなく、飾って眺めて、それを肴に酒を飲むという楽しみ方もあります。
今ここで大きくうなずいた貴方は、間違いなくアロハ病です。
一度、病院で診てもらいましょう(笑)。

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Cherry Blossom Waikiki “JAPANESE PATCHWORK DESIGN”

毎年ゴールデンウィークは帰省するのだが、今年はコロナのせいでそれも叶わず、親の顔も見れずにStay Home。
このままじゃ、7月に予定しているハワイ旅行も無理っぽい。
それにしても、家にばかりいると飲酒量が増える増える。
そう思いながらも、帰省時に京都で着る予定だったアロハシャツを眺め、今日も昼間っからアロハ酒🍶



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Original by Hale Hawaii “LAND OF ALOHA”

ヴィンテージアロハシャツとはなんぞや?
一般的にはアロハシャツ黎明期~黄金期、1950年代末までのものをそう呼びます。
特に黄金期、1940年代後半~1950年代末までの十数年間に作られたレーヨン製アロハシャツは高品質で人気があり、オンブック柄は高値で取引されています。
レーヨン製アロハシャツの魅力は何と言っても、鮮やかな発色と柄の美しさにあるでしょう。
地染めした生地の模様の部分を脱色して、そこに柄色を入れる『抜染』。
糊防染やボカシなど友禅の技法を駆使して仕上げた多色使いの『オーバープリント』。
写真をなぞるように網点で型を彫り、その上に色を重ねて写真のように見せる『ピクチャープリント』(オーバープリントの一種)。
当時は安価な土産物に過ぎなかったシャツに、惜しみない手間と労力を注ぎ込んだ、正に古き良きモノ作りの時代の技術の結晶。
ハワイを訪れた人が現地で買って着て、家に持ち帰り、ハワイでの楽しかった日々を思い出すために作られたシャツは、時代を越えてもなお輝きを放ち続け、ノスタルジックな楽園情緒へと僕らを誘うのであります。



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数限りなくあるヴィテージアロハシャツのデザインの中でも、最も人気が高いのがこの『LAND OF ALOHA (ランドオブアロハ)』。
見てるだけで楽しくなるハワイアンライフ。
パラダイスデザインの王道中の王道柄です。
2000年の観光キャンペーン「アロハシャツイヤー」では、そのポスターにも採用されました。
後発に似たような柄は数多く有れど、白リボンに“HAWAII LAND OF ALOHA”の文字が入るのはもちろんこの柄だけ。
見れば見るほど、やはり別格です。
写真は1950年代中期~後期の Hale Hawaii (ハレハワイ)製。
当時は同じ生地で “Hawaiiana”、“Waikiki Sports”、“Golden Lotus” 等からも出ていましたが、ヴィンテージアロハシャツの本に載っているのは殆どがこのハレハワイのものです。

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ハレハワイ社は1950年に創業。
1958年に買収され、社名を「スポーツウェアハワイ」と改めますが、「ハレハワイ」ブランドは1961年頃まで存続していたようです。

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レーヨン壁縮緬に21もの版を使い、京都の職人の緻密な型合わせと友禅染の技法を駆使した贅沢この上無いプリントは、パラダイスデザインでありながらも日本の匠の技も見てとれる、服飾の歴史的にも大変価値のあるものではないでしょうか。
プリントを手掛けたのは、日系人イサム・タカブキが戦後、京都の廃校舎を染工所に改築して興した「アロハ貿易」。
彼は二重国籍を利用してハワイと日本を往き来し、ハワイに商社 「ヴィクトリーインポート」 を、大阪に子会社 「太平洋貿易」 を設立して、良質な日本製のプリント生地をハワイに輸出していました。

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現存する古い資料から、1956年8月に試し刷りが行われた事、17通りの配色が考案された事が確認されています。
17の内いくつの配色が実際に製品化されたのかはわかりませんが、ネイビー、グリーン、ブラウン、グレーベースは、ヴィンテージアロハの本やネット画像などで確認できます。

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壁縮緬に21色のオーバープリント
ボタンは竹ボタン
Made in Hawaii (生地の製作とプリントは日本、縫製はハワイ).

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ワタクシ、大のストーンズファンでありまして、ミックジャガーと同じ柄のアロハシャツを着るってだけで、至福の喜びを感じます。
はい、ビョーキです。
わかってます(笑)。
(画像は“It's Only Rock'n Roll”よりお借りいたしました。)



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No Label “LAND OF ALOHA”

ヴィンテージアロハシャツとはなんぞや?
一般的にはアロハシャツ黎明期~黄金期、1950年代末までのものをそう呼びます。
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レーヨン製アロハシャツの魅力は何と言っても、鮮やかな発色と柄の美しさにあるでしょう。
地染めした生地の模様の部分を脱色して、そこに柄色を入れる『抜染』。
糊防染やボカシなど友禅の技法を駆使して仕上げた多色使いの『オーバープリント』。
写真をなぞるように網点で型を彫り、その上に色を重ねて写真のように見せる『ピクチャープリント』(オーバープリントの一種)。
当時は安価な土産物に過ぎなかったシャツに、惜しみない手間と労力を注ぎ込んだ、正に古き良きモノ作りの時代の技術の結晶。
ハワイを訪れた人が現地で買って着て、家に持ち帰り、ハワイでの楽しかった日々を思い出すために作られたシャツは、時代を越えてもなお輝きを放ち続け、ノスタルジックな楽園情緒へと僕らを誘うのであります。



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¥1,760で購入した古着のコットンシャツ。
調べてみると同じ柄がヴィンテージアロハブック 「My Freedamn 7」 に掲載、またネット上でも割りとたくさん画像が上がっていました。

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織りネームが欠損していますが、ブランドは“Kilohana (キロハナ)”。
ショートポイントの襟から1950年代中期~後期、縫製仕様からオリジナルヴィンテージで間違いありません。
アロハタワー、レイガール、パイナップル、ハイビスカス、パームツリー、ダイアモンドヘッド、ロイヤルハワイアンホテル、マトソンの客船などのモチーフを詰め込んだ、人気のチャプスイ柄です。
注目はマトソンの客船『LURLINE (ルアライン)』。

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マトソンの客船をモチーフに採り入れたものは他にもたくさん有りますが、柄に実名で “LURLINE” の文字が入っているものは大変珍しく、マトソン社が経営していたロイヤルハワイアンホテルがモチーフに入っている事からも、オフィシャルのアロハシャツだったのかもしれません。

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眺めていると、遠い日の旅のロマンに浸れます。
実にノスタルジック!
そして、コットンならではの色落ち具合が年季を感じさせます。
元はダークブラウンベースでしたが、褪色してこのようなレンガ色に…。
良い味出してます。
オーバープリント
ボタンは竹ボタン
Made in Hawaii.



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PENNEY’S “AMERICAN EAGLE”

1950年代初頭にアメリカ本土で巻き起こった空前のアロハシャツブーム。
本土のアパレルメーカーは一斉に、その南国情緒溢れるハワイ生まれのシャツを模したものを作りました。
元々ハワイ製アロハシャツの生地はアメリカ本土で製作されたものが多かったので、本土のメーカーは容易にハワイ柄の生地を手にいれる事ができたのですが、ハワイとのトレンドの違いや購買数の多さから当然それだけでは事足りず、オリジナルのデザイン柄もたくさん製作されていたようです。
ハワイ製のような土産物ではなくファッションとしてのシャツ、そしてブーム。
故に当時のトレンドを反映した柄や高いデザイン性が特徴です。



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これは以前、「鷹柄」として紹介したもの。
今になって、それが勘違いだと気づいたので、訂正して再掲載いたします。

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アメリカ本土の大手百貨店チェーン 「J.C. Penney」 のブランド『Penney’s (ペニーズ)』。
1950年代後期~1960年代前期のヴィンテージハワイアンシャツです。
メインモチーフはアメリカの国鳥 「白頭鷲」。
僕はこれ、鷹をメインにパームツリーと沖に浮かぶヨットを背景にした、和柄とも洋柄ともとれる斬新な柄だなって思っていたのですが、ある方から 「白頭鷲では?」 とご指摘をいただきまして。
調べてみたところ、白頭鷲ですね、間違いなく(汗)。
アメリカの国鳥、パームツリー、ヨット。
完全な洋柄だったとは…。
やっと合点がいきました。

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白頭鷲モチーフのハワイアンシャツって、かなり珍しいのではないでしょうか。
本物の白頭鷲は翼が黒褐色なのですが、このシャツ上では何とも鮮やかなトロピカルカラーに。
黄土色や茶色の背景に映えて、めちゃめちゃカッコいい!

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この時代のペニーズは日本製。
襟はショートポイントで襟芯が入っており、アウトラインの内側にはステッチがかけられています。
袖口はダブル仕立て。
ボタンは樹脂ボタン
フジエットにオーバープリント



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Author:Hilo
東京都在住、52歳。

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