魅惑のハワイアンムードDX

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GEORGE HARRISON (CD)

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それは2001年の事…。
ハワイ・オアフ島のパールシティに住む一人の青年が、敬愛するアーティスト、ジョージ・ハリスンの為に一台のウクレレを製作しました。
そのウクレレはキラキラと輝くような美しい音がするばかりでなく、形も目を見張るユニークな構造を持ったものでした。
ウクレレを裏返してみると、側板と裏板が一体化していて、お碗を伏せたような亀の甲羅のような形。
コアの美しい木目がその美しさを一層引き立てていました。
“ラウンドバック”と呼ばれるその構造は、硬いコアウッドの塊を手作業でくり抜いた、大変手間隙がかかるものでした。
勿論、どこにも継ぎ目は見当たりません。
彼はお祖父さんの家にあった古いウクレレをヒントにそれを製作したのですが、お祖父さんのウクレレもやはりラウンドバックで、永年使っているにも拘らずどこも壊れず頑丈で、昔からいつ弾いても変わらずキラキラと美しい音がするものでした。
彼は完成した自作のウクレレをジョージに弾いて欲しいと願い、マウイ島・ハナのジョージの別荘を訪ねました。
しかし、ジョージ本人の姿はそこにはありませんでした。
ちょうどこの頃、ジョージは癌に侵され、海外で闘病生活を送っていたのです。
そしてその年の11月29日、ジョージはハナに戻る事なく、58歳でその生涯を閉じてしまいました。

その後、この話は少しずつ人伝てに広まっていき、亡きジョージの家族や仲間、噂を聞きつけたミュージシャン達が彼のもとを訪ね、ウクレレをオーダーし始めます。
果たして一年後、彼は周りのサポートのもと、数人の職人を引き連れてウクレレを製作し始めました。
そのウクレレはジョージの為に作ったものと同じ形で、称号はジョージが晩年愛した町に因んで『HANA Ukulele』と命名されました。
以後、彼の作るウクレレは知る人ぞ知る貴重な楽器として少しずつアーチストの手に渡り、その美しい音で世界中の人々を魅了しているのです。
Hana Ukulele オフィシャルサイト 「Hana Ukulele Co.のご紹介」を参考にしました。)


全て受注生産によるハナ・ウクレレ。
僕は持ってませんが、いつかは欲しいウクレレです。
これで「Here Comes the Sun」を弾いてみたいですね~。
『ウクレレ弾きに不幸な人はいない』と語っていたジョージ・ハリスンは、ウクレレの明るく美しい音色とハワイを心から愛していました。
肺癌で自身の死期を悟った際には、ハナの別荘で終焉を迎える覚悟だったそうです。
結局、ニューヨークの病院からハワイに向かう道中で容体が急変してしまい、ロサンゼルスで最期を迎えてしまったのが残念でなりません。


さて、ここから本題。

DSC_3738.jpg

①. Love Comes To Everyone
②. Not Guilty
③. Here Comes The Moon
④. Soft Hearted Hana
⑤. Blow Away
⑥. Faster
⑦. Dark Sweet Lady
⑧. Your Love Is Forever
⑨. Soft Touch
⑩. If You Believe
⑪. Here Comes The Moon (Demo Version) [Additional Track]
1979年作品。
大作『All Things Must Pass』や大ヒット作『Cloud Nine』に隠れがちですが、これも名盤です。
セルフタイトルですが、邦題は『慈愛の輝き』。
邦題通り、明るくて優しい雰囲気のアルバムです。
ハワイで作った楽曲が多く収録されているのが、当ブログ的には一番のポイント
④のタイトルに、ジョージが愛した町“HANA”の名があります。
このアルバムにはウクレレの音は入っていませんが、ジョージならではのメロディアスなスライドギターが随所で堪能できます。
イントロのキラキラしたギターカッティングが印象的な①はジョージ流AOR、『慈愛の輝き』を感じさせるナイス・メロウチューンです。
ゆったりとしたグルーヴ感が心地好い、個人的には数あるジョージの楽曲の中でもベストの一曲ではないかと。
声域があまり広くないジョージですが、限られた声域の中で美しいメロディを作り出すセンスは流石の一言です。
なお、イントロのギターは親友エリック・クラプトン、シンセソロはスティーヴ・ウィンウッドが担当。
豪華ですね~。


①. Love Comes To Everyone

②はビートルズ時代の未発表曲で、このアルバムでやっと陽の目を見ました。
③は自身の代表曲「Here Comes the Sun」の姉妹曲。
部分的に似ている箇所がいくつかあり、思わずニヤッとしてしまいます。
シングルカットされたメロウチューン⑤はイントロのエレピとスライドギターの絡みが絶妙!
アコースティックギターのカッティングも心地好く、これまた①と同様に個人的にお気に入りの一曲。


⑤. Blow Away

⑧は何となくポール・マッカートニーっぽい歌メロですが、スライドギターとローランドのコーラスを効かせたオープンチューニング・ギターが実に美しい佳曲!
⑩はポジティブな詞とポップな曲調が気分をアップリフトさせてくれます。
ジョージ・ハリスンと言えば、インド、宗教色が強いと思われがちですが、このアルバムに関してはそれはゼロです。
「ピヨ~ン!」とシタールが鳴ったりするような場面はありません。
残念ながら、カレーを食べながら聴いてもマッチしませんが、ぜひ聴いてみてください(笑)。



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ハワイ大好き50歳、まだツボミ。
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